靴の履き方と巻き爪|知らずに悪化させる“日常のクセ”とは?

「靴はサイズさえ合っていれば大丈夫」
皆さん、そう思っていませんか?

実は、靴の“履き方”が巻き爪を悪化させる原因になることもあります。
特に冬の東京は、ブーツ・厚手の靴下・タイツなどで、足先への圧が増えやすい時期。
巻き爪で悩む女性ほど、靴選びも大切ですが「履き方」を見直すことが大事です。

◆ なぜ“履き方”が巻き爪に影響するのか

① かかとを合わせずに履く → 靴の中で足が前へずれる

急いで履くと、かかとをトントンしてかかとに合わせてから履くのを忘れがちに。
すると足が前に滑り、指先がつま先部分で押しつぶされる状態に。

→ これが毎日続くと、爪が皮膚に食い込みやすくなり巻き爪を悪化させます。

② 靴ひも・ベルトを“ゆるいまま”履く → 足が固定されず負担増

「靴ひもを締めるのがめんどう」と靴ひもをゆるめて履く方も多いのですが、
ゆるい靴は足が安定せず、歩くたびに靴の中で足が動いてしまいます。

→ 指先に衝撃が繰り返され、爪が巻き込み方向へ力を受け続けます。

③ 大きい靴を“ラク”だと勘違い

実は、大きい靴ほど巻き爪さんには要注意です。

一見大きい靴は、前もゆったりしてて良さそうと思うかもしれませんが、結局歩くと靴の中で足が動いてしまい、逆効果になることも。

・つま先で指と爪が前方にぶつかり
・歩行のたびに爪が圧迫され
・皮膚に食い込む負荷が増加

◆ 正しい靴の履き方で巻き爪リスクは大幅に下がる

✔ 1. まず“かかとをしっかり合わせる”

靴を履いたら必ず
かかとトントン → 靴ひもを結ぶ(またはベルトを締める)
この習慣だけで、前すべりが大きく減ります。

✔ 2. 靴ひもをしっかり締める

かかとトントンとして、つま先を上げた状態で紐を締めていきます。
一か所だけをグッと締めるのではなく、1本1本締めていくとしっかりホールドされて、足が安定して靴の中で動きません。

✔ 3. インソールで“前すべり防止”を強化

巻き爪でお悩みの方には、インソールも有効です。

・足裏にフィットし、靴の中で足が動かないようにする
・指先、爪への衝撃が減る
・巻き込み方向の衝撃、刺激を抑えられる

冬の巻き爪悪化対策として、とても有効です。

◆ まとめ

巻き爪を悪化させる要因の一つは、
「靴の履き方の悪いクセ」です。

・靴を履くときは、かかとを合わせる
・靴ひもをしっかり締める
・前すべりしない靴環境を作る
・必要に応じてインソールを活用

これだけで、巻き爪の痛みは軽減しやすくなります。