① 巻き爪は“誰でもなる可能性がある”身近なトラブル
初期のうちは痛みが出ないことも多く、「気づいたら爪が食い込んでいた」という方も珍しくありません。
しかし放置してしまうと炎症や化膿につながることもあるため、早めに正しく対処することが大切です。
巻き爪は、特別な理由がある人だけがなるものではありません。
実は、普段の歩き方や靴の選び方、爪の切り方など、ちょっとした日常の積み重ねが原因で起こることが多いトラブルです。
まずは、巻き爪がなぜ起こるのか、その原因から見ていきましょう。
② 巻き爪はなぜ起こる？主な原因4つ
● 原因①：深爪（爪の切りすぎ）
巻き爪の原因としてもっとも多いのが「深爪」です。
爪を短く切りすぎると、指先の皮膚が盛り上がり、その圧によって爪が横方向に押され、結果的に巻き込んでしまいます。
「短く切ったほうが清潔」「丸く切ったほうが良い」と考えてしまいがちですが、実は危険な切り方です。
● 原因②：サイズの合わない靴や圧迫
幅が狭い靴、先が細い靴、ヒールの高い靴などは、常に指先が押される状態になります。
その圧迫が続くと、爪にゆがみが生じ、巻き込みが進行しやすくなります。
特に女性の場合、ファッション性を重視した靴を履く場面が多いため注意が必要です。
● 原因③：歩き方・足の形のクセ
つま先に重心がかかる歩き方、外反母趾、扁平足なども巻き爪を招きやすい原因です。
足にゆがみがあると、地面からの力が指先に偏りやすくなるため、爪が変形しやすくなります。
● 原因④：乾燥による柔軟性の低下
爪や周りの皮膚が乾燥して硬くなると、しなやかさが失われて巻きやすくなります。
特に冬は乾燥が進みやすく、巻き爪が悪化しやすい季節です。
③ 原因別にみる予防方法
巻き爪は、日常の習慣を見直すことで予防できるケースが多くあります。
● 深爪を防ぐ切り方
・爪は“指先と同じくらいの長さ”に保つ
・角を深く切り落とさない
・基本はスクエアカット（四角くまっすぐ）
この切り方なら、爪が皮膚に食い込みにくくなります。
● 靴を見直す
・つま先に1cmほどの余裕がある靴を選ぶ
・幅（ワイズ）が合ったものにする
・ヒールが高い靴は長時間履かない
靴は、巻き爪の改善にも悪化にも大きく影響する重要ポイントです。
● 正しい歩き方を意識する
・かかとから着地する
・つま先に体重をかけすぎない
・足に合ったインソールで負担を軽減
歩き方を少し変えるだけでも、巻き爪の予防につながります。
● 乾燥対策を行う
・かかとだけでなく指先まで保湿する
・爪専用オイルを使うと効果的
・乾燥しやすい季節は特に意識する
乾燥ケアは巻き爪の悪化防止にも役立ちます。
④ セルフケアでは解決しにくい巻き爪もある
痛みが強い巻き爪や、皮膚に食い込んで赤く腫れている巻き爪は、セルフケアで改善するのが難しくなります。
無理に爪を広げたり、切ってしまうと悪化してしまうことも。
次のような症状がある場合は、専門家のケアがおすすめです。
- 歩くと痛みがある
- 爪がくい込んで赤くなっている
- 伸ばそうとしても爪が巻いてしまう
- 何度も巻き爪を繰り返している
痛みを我慢して生活すると、姿勢や歩き方にも悪影響が出てしまいます。
⑤ 埼玉で受けられる巻き爪ケア
埼玉には、巻き爪に特化したケアを行うサロンや専門院が増えており、手術ではない「補正技術」を使った施術が人気です。
● 痛みを抑えた巻き爪補正
爪に特殊な器具を装着して、優しく持ち上げながら形を整えていく方法です。
・切らない
・痛みが少ない
・施術直後から歩ける
・再発予防のサポートも受けられる
といったメリットがあります。
巻き爪の進行度に合わせて施術方法が変わるため、まずはカウンセリングで状態をチェックします。
⑥ まとめ
巻き爪は、
・深爪
・靴の圧迫
・歩き方
・乾燥
など、日常の中に原因が隠れていることが多いトラブルです。
軽度のうちならセルフケアで改善できる場合もありますが、痛みが出ている、何度も繰り返す、といった場合は専門ケアが早期改善の近道です。
埼玉には巻き爪ケアを得意とするサロンも多いため、放置せず早めの相談をおすすめします。
