みなさん、こんにちは！
杉並区巻き爪矯正センターの院長、小池研身です。
「足の小指の横に小さな爪のようなものがある」「靴に当たるとチクチク痛い」──その症状は、もしかすると副爪（ふくそう）かもしれません。
副爪は見た目は小さなトラブルですが、放っておくと痛みや炎症の原因になり、歩くたびにストレスを感じてしまうこともあります。ここでは、副爪の特徴や原因、セルフケアの注意点、当センターでのケアについてわかりやすくお伝えします。
副爪とは？
副爪とは、足の小指の横などにできる爪のように見える角質のことです。一見すると「爪が2枚に割れた」「新しい爪ができた」と思われがちですが、実際には魚の目やタコと同じような硬くなった皮膚（角質）です。
代表的な特徴としては、次のようなものが挙げられます。
- 足の小指の側面に白っぽい硬い部分が出ている
- ストッキングや靴下にひっかかりやすい
- 靴に当たるとチクチク痛む
- 見た目が気になってしまう
「小さいから大丈夫」と思われがちですが、体重や靴の圧迫が集中しやすい場所でもあり、悪化すると痛みが強くなることもあります。
副爪ができる主な原因
合わない靴による圧迫
副爪の一番多い原因は、足に合っていない靴です。つま先の細い靴やサイズが小さい靴を履き続けると、小指の側面が継続的に圧迫され、皮膚が自分を守ろうとして角質が厚くなり、副爪のように盛り上がってきます。
足の使い方・歩き方のクセ
足の外側に体重がかかる歩き方をしていると、小指の側面が地面や靴とこすれやすくなり、刺激によって角質が厚くなります。その結果、副爪ができやすい状態になります。
乾燥や摩擦による角質肥厚
足の皮膚が乾燥していると摩擦のダメージを受けやすくなり、角質が厚くなりやすくなります。特に冬場は乾燥と靴の圧迫が重なり、副爪のご相談が増える傾向があります。
副爪による痛みやトラブル
軽い段階では「ひっかかる程度」でも、次第に次のようなトラブルにつながることがあります。
- 靴やストッキングに当たって痛みが出る
- 周囲の皮膚が赤くなったり、軽く炎症を起こす
- 無理に引っ張って出血してしまう
- 魚の目やタコが一緒にできて、さらに痛みが増す
特に、副爪の下に魚の目ができているケースでは、体重がかかったときに「ズキッ」と強い痛みが出ることがよくあります。
副爪を自分でいじらない方がいい理由
見た目が気になって、つい爪切りやニッパーで切ってしまいたくなる方も多いのですが、副爪を自己処理するのはおすすめできません。
出血や感染のリスクがある
副爪のすぐ下には血管が通っており、深く切り込みすぎると出血や傷の原因になります。そこから細菌が入ると、化膿してしまうこともあります。
爪切りではうまく切れない
副爪は「爪」ではなく「角質」です。そのため、一般的な爪切りではうまく挟めず、無理に切ろうとすると周囲の皮膚を傷つけてしまうことがあります。
長く悩んでいる方の多くが、「自分で切っては悪化する」を何度も繰り返して来院されます。気になる場合は、一度専門家に状態を見せていただくのがおすすめです。
杉並区巻き爪矯正センターでの副爪ケア
当センターでは、副爪の状態を確認したうえで、次のような流れでケアを行います。
① 副爪部分の角質を丁寧に除去
キューティクルニッパーなど専用の道具を使い、不要な角質を少しずつ丁寧に取り除きます。血管や周囲の皮膚の状態を確認しながら行うため、負担を最小限に抑えられます。
② 表面をなめらかに整える
ルーターなどの専用機器で表面を整え、靴やストッキングにひっかかりにくい状態に仕上げます。角質を取りすぎないようにバランスを見ながら施術します。
③ 再発を防ぐためのアドバイス
副爪は、足への刺激が続けば再発する可能性があります。そのため、
- 足に合った靴の選び方
- 歩き方・立ち方のポイント
- ご自宅でできる簡単なケア方法
なども併せてお伝えし、再発予防までサポートいたします。
副爪でお悩みの方へ
副爪は小さなトラブルに見えますが、「歩くと痛い」「靴を履くのが憂うつ」といった日常のストレスにつながりやすい症状です。自己処理を繰り返すよりも、一度しっかり状態を確認してもらうことで、安心して過ごせるようになる方が多くいらっしゃいます。
杉並区巻き爪矯正センターでは、副爪をはじめ、巻き爪・肥厚爪・陥入爪など、足の爪全般のお悩みに対応しています。「これ、副爪かも？」と感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。
