みなさん、こんにちは!
杉並区巻き爪矯正センターの院長、小池研身です。
12月に入ると、空気が急に乾いて、足先がひんやりしてきたな…と感じる方も多いと思います。実は、この「乾燥」と「冷え」が重なる時期こそ、巻き爪の痛みや炎症が一気に出やすくなるタイミングなんです。ふだんは何ともないのに、冬だけ急に痛む…という方が毎年とても多く相談に来られますが、その理由は決して珍しいものではありません。
■ 冬になると巻き爪が悪化しやすい理由
まず、冬は爪そのものが乾燥して硬くなり、しなやかさがなくなるんですね。爪は本来、少し柔らかさがあって「しなる」ことで衝撃を逃がしているのですが、乾燥するとそのしなりが失われ、巻き込む力が強まりやすくなります。
さらに足先が冷えることで血流が落ち、栄養が届きづらくなって爪が弱くなり、薄くて割れやすい爪になってしまうこともあります。そこへ年末の買い物や仕事の忙しさが重なり、いつもより長く歩いたり立ち続けたりすると、負担のたまった爪が急に痛み出す——こうした流れで冬は巻き爪のトラブルが増えてしまうのです。
■ 乾燥の強い12月から意識したい予防①
保湿を“ちょこっと習慣”にしておく
足の乾燥は意外と見落としがちで、特に爪の横の皮膚や甘皮まわりはカサつきやすく、そこが硬くなることで巻き爪の痛みが出るケースも少なくありません。お風呂上がりに、爪の側面を中心にワセリンやクリームを薄く伸ばすだけでも状態は変わってきますし、寝る前にネイルオイルを少し塗るだけでも十分です。
無理にたくさん塗らなくても大丈夫なので、「気がついたときにサッと塗る」という軽い気持ちで続けてみてください。爪が潤うとしなやかさが戻って、巻き込みの力がほんの少し緩むだけでも痛みが出にくくなる方が多いですよ。
■ 予防②
足首を温めて血の巡りを戻す
冬はとにかく足首から冷えていくので、靴下を重ね履きするよりも、足首そのものを温めるほうが自然と血の巡りが良くなります。レッグウォーマーを家の中でつけておくだけでも違いますし、カイロをくるぶしの少し上あたりに貼ると、足指のあたりがじんわり温まってくるのがわかると思います。
足首を軽く回すだけでも血流が戻りやすくなるので、朝の支度の合間や寝る前など、日常のすきま時間に少し動かす習慣をつけるのもおすすめです。
■ 予防③
歩き方をほんの少し意識してみる
冬は寒さで身体が縮こまり、気づかないうちに歩き方が雑になっていることがあります。特に、足裏全体や親指をあまり使わずに歩いてしまうと、巻き爪の食い込みが強くなりやすく、長い距離を歩いた日ほど痛みを感じやすくなります。
「かかと → 足裏 → 親指」の順に体重が移動していく感覚を意識するだけで、負担のかかり方が変わってきます。姿勢も自然と伸びるので、足だけでなく腰や膝がラクになる方も多いです。
■ 矯正で冬の痛みが和らぐ理由
当センターで行っている矯正は、爪を切除したり抜いたりせず、爪が本来あるべき形に戻るようサポートする方法です。矯正をすると靴を履いたときの圧迫が軽くなり、痛みをごまかすために崩れていた歩き方も自然と戻りやすくなるため、結果として血流が改善し、冬に出やすい痛みの“悪循環”が止まりやすくなります。
冬は巻き爪が悪化しやすい季節なので、「気になるけれどもう少し様子を見てみよう」と我慢される方も多いのですが、早めに対応して痛みが出る期間を短くしていきたいですね。
■ 12月のまとめ
冬は乾燥と冷えが重なることで巻き爪が悪化しやすい季節ですが、ちょっとした保湿や足首の保温、歩き方の見直しだけでも状態が変わってくることがあります。年末は忙しくてケアが後回しになりがちですが、無理のない範囲で冬の足をいたわってあげてください。
もし痛みが続いたり、歩くのがつらくなってきた場合は、杉並区巻き爪矯正センターに遠慮なくご相談くださいね。